おはようございます。
本日は、九州運輸局から発表されたインバウンド情報を
追っていきたいと思います!
■過去最速で累計400万人を突破
九州運輸局は12月5日、9月(確定値)及び10 月(速報値)の
九州への外国人入国者数を発表しました。
9月の通常入国者数+船舶観光上陸者数(クルーズ船)は、前年比+1.7%の42万1,530人だった。
2017年6月から16ヶ月連続で単月40万人を超え、9月としては過去最高となった。
また、10月のクルーズ船通常入国者数のみの速報値は、299,192人(前年比+6.5%)で、
この速報値を足すと1月から10月までの累計は416万978人となり、
過去最高であった昨年よりも早く、累計400万人を突破した。
■旅行客の変化も見えてきている
国別にみると、韓国からの訪日客が18万3,502と最も多く、
次いで中国16万122人、台湾3万125人、香港2万280人、タイ2,274人と続く。
前年同月比でみると中国-9.4%、タイ31.5%と落ち込んだが、
韓国は+8.3%、台湾+1.9%、香港+11.9%といずれも9月としては過去最高を記録した。
中国は通常入国者は前年比+24.1%と好調だったものの、クルーズ船入国者数が前年より2万1,790人少なく、
前年比-14.0%となったため全体を押し下げた結果となった。
なお、1月~9月までの英米豪3か国の入国者数は
前年同期間と比べて、いずれも増加となった。
九州運輸局では10月以降の欧米豪市場の動向も注視する考えだ。
■大分で開催、欧米客を招く試み
大分県では「おおいたお茶会」とのテーマを掲げたイベント等を開催しています。
国際的に活躍するアーティストを招き、個展形式で行う芸術祭「in BEPPU」と絡め、
「アニッシュ・カプーア IN 別府」を、市のリーディング事業として別府公園で展開。
アニッシュ・カプーアといえば、ロンドンオリンピックの記念モニュメント制作(2012年)や
ヴェルサイユ宮殿での個展(2015年)などで知られる世界的に著名なアーティスト。
今回は「別府」を題材にした3つのプロジェクトを展開。別府といえば国内有数の温泉地だ。
本展は地球のマグマ活動のエネルギーや、地熱によって熱せられた地下水が空へと昇り、
また地中へと還っていく循環を思わせる構成となっていた。
広大な公園の中でじっくり時間をかけて鑑賞できる作品だった。
■まとめ
いかがだったでしょうか?
九州は他のアジア県ととても近くに位置しているため
玄関とも呼ばれる事も多くあります。
そんな中、沢山の方々が訪れている事は本当に嬉しく思えますね。
ただ、世界情勢などでいつ大きな変化があるかわからないインバウンドビジネス。
一つの地域に頼った戦略では失脚してしまった時のリカバリーに
時間がかかり過ぎてしまいます。
2020年には東京オリンピックも控えています。
沢山の国の方々に足を運んでもらえるような取り組みを進めていきたいですね。